直師夢想東軍流


股引が紺色なので、祭りなどで各流派が一緒に演技しても、この流派だけは衣装で見分けられる。

印旛地区南部に伝わる流派。文政4年(1821年)に、森下理右衛門が開いたと伝えられている。

この地域の流の名称は、印場地区北部の東軍流の正式の名称と、まったく同じである。

しかし、伝承や成立の時期は同じではない。

演技は棒対棒、棒対太刀、棒対ニ刀、棒対真剣である。

演技数は、24ある。

それぞれの演技の手順が記された目録が、巻物とは別にある。

また、嘉永元年(1848年)に記された花棒の手順を示したものもある。

キレモノは、他の流と同様で、使用するキレモノを演技の名称としている。