大名行列は、かつての「四日市祭」では比丘尼町と久六町の２つの町内の練り物でした。しかし両町とも戦災によって衣装等の道具を焼失してしまいました。そして比丘尼町だけが戦後に衣装等の道具を再興したため、現在の「大四日市まつり」では比丘尼町の一町だけが、当時の姿を再現しています。
　この練り物は、江戸時代、東海道を通る参勤交代の大名が行列人足を雇ったことから模したものです。比丘尼町では下りを、現在は大名行列の練り物を持っていない久六町では上りの様子を示しているそうです。
　写真にある駕籠には大名が乗っているとされ、傘飛ばしの芸が披露されます。