天狗の踵石(かかといし)

稲葉の白山の頂上近くに直径1mほどの石があり、その中央部に大きな踵の形をした窪みがありました。
この石は昔から、天狗の踵石と呼ばれています。
 
それは昔、この山に天狗が住んでいたころ、
ある夜、天狗が猿投山に行くことになり、この石を踏み台にして
飛び立ったときの跡だと伝えられています。
昭和のはじめ頃までは、雨降りの夜にこの山で天狗の火が見えたと言われています。