凧合戦の由来
浜松の凧揚げの起源は、今から420余年前の永禄年間(1558〜1569年)にさかのぼる。江戸時代に書かれた「浜松城記」によると、時の引間城(後の浜松城)主・飯尾豊前守(ブゼンノカミ)の長子、義弘公(よしひろこう)の誕生祝いにその名を書いた大凧を城中高く揚げたのが始まりと言われていて、我が国の凧揚げ行事としては、最も古い歴史を誇っている。
以来、浜松地方では、端午の節句に長男誕生を祝う「初凧」を揚げる習慣が定着し、時代と共に現在の勇壮な凧揚げ合戦へと発展した。
「浜松まつり会館の資料より」