おだやかな黒鬼・・

 黒鬼は白い着物に白の大口袴をはき、背に二年の白い筋の通った上衣を羽織っています。そして、黒鬼の面を被り黒い髪を後ろに垂らして、とても温順な姿で広前の東側の太玉串榊の傍に立って「赤鬼と天狗のからかい」を見守っています。その後、神事の最後に行なわれる年占の御玉引に立合い、神幸の先導をするのです。
 この黒鬼に頭をなでてもらうと子供が夏病みせず、健康に育つと言われています