4 舞を舞えば返すが

あまりにおんいたわしく候ほどに、衣を返し申そうずるにて候

この場面の内容 白龍は、あまりにかわいそうなので、天人に衣を返そうと言います。しかし、返すかわりに、聞き及んでいる天人の舞楽をここで奏して欲しいと言います。
天女の答え 天人は、喜び、月の宮殿の周囲で演ずる舞曲を、今ここで舞ってお見せして、世の悩み多い人々に伝えることにしようと言います。それを舞うためにも羽衣が必要なので、まず羽衣を返して欲しいといいます。