『絵入西行撰集抄』(えいりさいぎょうせんじゅうしょう)は、楮紙 片面十三行 ルビつき。巻一・巻二には奥付なし。巻三に「浪華 流光斎多賀 子健画〔印〕 文化七年庚午冬十二月再刻成 京都書林 二條衣棚角 風月庄 左衛門 東都書林 大傳馬町二丁目 大和田安兵衛 本白銀町四丁目 同忠助 浪華書林 心斎橋北詰 芳田宗三郎 心斎橋通安堂寺町 奥田彌助」の 奥付 があり、本書が再刻版で京都・江戸・大坂の五軒の書林の共同出版の形をとっ たことが知られる。名古屋大学小林文庫に同じ本が所蔵されている。本文系統 は広本系統の静嘉堂本系統〔『撰集抄―校本篇』安田孝子・梅野きみ子・野崎 典子・河野啓子・森瀬代士枝著 笠間叢書139 笠間書院 昭和54年12月発行 548-549頁による。〕
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このデジタルライブラリの構築は、平成24年度 椙山女学園大学 学園研 究費B「和書等図書館資料のデジタルライブラリ構築に関する基礎的研究」(研 究代表者:三木邦弘)により行われました。